「朝昼晩のイカ飯プリズナー」

 
3時のおやつはイカ飯
あれれれ ちょっと待って このがっつり感

どうやったって もはや晩飯
だからね 僕は彼に聞いてみたんだ

 

「おやつにしては重いよね？イカ飯」

 

そしたら彼は言うのさ
真顔で僕に言うのさ

 

「何言ってんの？体裁が整いすぎてるくらい、おやつだろ。おやつでしかないだろ。イカ飯なんてもんはおやつだろ。おやつなんてもんはイカ飯だろ」

 

そこまで言われちゃ僕だって
文句は言わずに食べますよ イカ飯

 

お箸でつまんで一口

お口へ運んで二口

もぐもぐしながら三口

 

うん
やっぱこれはおやつじゃないね四口

 

うん
全然これはおやつじゃないね五口

 

うん
胃袋がそう言って聞かない六口

 

うん
胃袋がアンチな気分で七口

 

 

 

 

イカ飯

 

 

イカ飯！
晩飯！
イカ飯！
晩飯！
イカ飯！
晩飯！
イカ飯！
晩飯！
イカ飯！
晩飯！
隣で！
イカ飯！
食べてる！
彼は言う！

 

「確かにどちらかというと昼飯だよなぁ。イカ飯って。」

 

昼飯!？

 

イカ飯！
昼飯!？
イカ飯！
晩飯！
イカ飯！
昼飯!？
イカ飯！
晩飯！
イカ飯！
昼飯!？
イカ飯！
晩飯！
隣で！
イカ飯！
食べてる！
彼は言う！

 

「あー、なんか重いわぁ、これ、取っておいて明日の朝飯にしようーっと。」

 

朝飯!？

 

イカ飯！
朝飯!？
イカ飯！
昼飯!？
イカ飯！
晩飯！
イカ飯！
朝飯!？
イカ飯！
昼飯!？
イカ飯！
晩飯！
イカ飯！
思わず
漏れちゃう
心の声

 

「朝飯はもっと重いでしょ。せめてブランチでしょ」

 

僕の心の声が聞こえていたのか彼は
イカ飯にラップを掛けながら言った

 

「イカ飯をブランチなんて、センス無いにも程があるね」

 

 

思ったね

 

 

 

僕はズバリ思ったね

 

 

 

 

 

「こいつはただのイカ野郎だ!!」って！

 

 

 

 

P.S.

おわり

 

kotoba-asobi

 

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