『さよなら渓谷』
2013年公開
監督:大森立嗣
主演:真木よう子
【あらすじ】
都心からほど近い山間の景色が良い渓流で、幼い男児の遺体が見つかる。
間もなくして、男児の母親・立花里美が殺害容疑で逮捕される。
そこから始まる男と女のラビリンス!
事情聴取で黙秘を続けていた里美が、隣人の尾崎俊介と肉体関係があったと供述を始める。
そしてなんと、俊介の妻・かなこ(真木よう子)もそれを裏付ける証言をする。
記者の渡辺一彦は、今回の事件を取材するうちに尾崎夫妻の暗い過去にたどり着いてしまう。
それはもう本当に暗い、過去。
尾崎俊介は大学時代、野球部のエースとして将来を嘱望されていたが、夏休みのある日、仲間らと共に集団レイプ事件を起こしてしまう。
そんな過去を持つ尾崎に対し、なぜか完全に否定的な気持ちを持つことができない記者の渡辺は、同僚の小林と共に事件の周辺を洗いなおす。
そこで明らかになったのは、レイプ事件の被害者である水谷夏美が自殺未遂のあと行方不明になっている、という残酷すぎる事実だった。
水谷夏美は、すでに死亡しているのではないかという二人の予想とは裏腹に、男と歩いていたという目撃情報があがった。
湧き上がる胸騒ぎを抑えることができない渡辺。
そして、渡辺と小林が辿り着いた事実は、あまりにも衝撃的だった。
【みどころ】
キャッチコピーが「ごく普通に見える夫婦。だがふたりは残酷な事件の被害者と加害者だった―。」だったわけだど、それってネタバレやん!
こっちとしては、ネタバレてない状態で見たかったわけで。。
今作で2013年日本アカデミー賞主演女優賞を受賞した真木よう子。
『ベロニカは死ぬことにした』以来、7年ぶりの単独主演作。
いかんせん、彼女のおっぱいが素晴らしいことになっている。
それはさておき、内容には、凄く淡い灰色の様なイメージを受けた。
個人的には西川美和の『ゆれる』に雰囲気が似てる気がした。
(真木よう子も出演)
とにかく雰囲気が全てな映画。
正直印象に残っているのは大森南朋の醜い腹と真木よう子のおっぱいくらい。
時間がさらさら流れていく作品と言ったほうが言いのかなんなのか。
好きな人は好きな作品だろうけど、人によっては少し物足りなさが残るだろうなと思ってみたりみなかったり。
椎名林檎作詞の真木よう子が歌うエンディングが流れる時には、心が淡い灰色染め上げられているようないないような。
そんな映画かな。
では、良いFilm Lifeを!
ジェロ
自分が好きな映画だけをむさぼり観る男、ジェロ。
そんな彼が世間の人気や話題に関係なしに、偏食的に映画を紹介。
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ジェロ(sanpunkan-projectでの活動名)
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