『嘆きのピエタ』
(피에타, 英題: Pietà)2012年公開
監督 キム・ギドク
主演 イ・ジョンジン
【あらすじ】
とある韓国に、悪魔のような消費者金融の取り立て屋がおりまして。
ある日のことでございます。
その男の母親だと名乗る女が現れるわけでありんす。
最初は相手にしていなかった取り立て屋の男でありましたが、次第にその女に信用を寄せていくのです。
そして、悪魔の心にも少しずつ変化が現れるのでございまする…。
【見所】
韓国映画と言えば、甘ったるいラブストーリーものとバイオレンスものが代表的だ。
偏食癖のある僕は、後者が大好物である。
そして、今作も後者といえる。
ただ、定番のグロとは違う。
それは、作品全体を包んでいる淡くて切ない空気感によるものだ。
その空気感がなんともいえない味を出していて、この作品を「ただのグロ映画」で終わらせないのだ。
女(チョ・ミンス)が多くを語らないし、男(イ・ジョンジン)も天涯孤独で根っからの悪魔ではないのだ。
観ている者を、ただただ、たまらなく切なくさせる。
特に、ラストシーンは映画史に残る名シーンとなっていると言っても過言ではない。
これはもうまさに、、、
グロさと切なさが織りなすレクイエムやぁ!
では、良いFilm Lifeを!
ジェロ
自分が好きな映画だけをむさぼり観る男、ジェロ。
そんな彼が世間の人気や話題に関係なしに、偏食的に映画を紹介。
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ジェロ(sanpunkan-projectでの活動名)
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『嘆きのピエタ』