ダラス・バイヤーズクラブ
(原題:Dallas Buyers Club)
2014年公開
監督 ジャン=マルク・ヴァレ
主演 マシュー・マコノヒー
【あらすじ】
1992年に『ダラス・モーニングニュース』の記事で取り上げたられた、ロン・ウッドルーフの実話が基となっているとかなっていないとか。
1985年ダラス、電気技師でロデオ・カウボーイのロン・ウッドルーフは「エイズで余命30日」と宣告されてしまう…。
当時はエイズの知名度が低く、「ゲイ特有の病気」だと思い込まれていて、無類の女好きであるロンは診断結果を信じようとしなかった。
でも、詳しく調べるうち、異性との性交渉で感染することを知るんだ。
しかし、友人や同僚たちに疎んじられ、居場所を失ってゆく。
エイズの治療薬にAZTという新薬があったけれど、当時臨床試験が開始されたばかりで、未承認なわけ。
しかし、AZTの存在を知ったロンは主治医のイヴ・サックスに処方してくれと迫るが、イヴは藁にもすがりたい患者の思いを知りつつも、「安全性が確認されていない薬を処方することはできない」と突っぱねる。
何が起こるか分からないからね…。
その治験に協力していたのが、「トランスジェンダー」のレイヨンだった。
【見どころ】
第86回アカデミー賞を初めとした世界中の賞を総ナメにした作品!!
ショーン・ペン主演の『Milk』(2009)もそうだが、同性愛について非常に考えさせられる映画なんですこれが。
エイズを発症して激痩せの役ではあるがレトは30ポンド(約14kg)、マコノヒーは50ポンド(約23kg)減量している。
演技もさながら役作りが凄いんすよ。
レトに関しては『チャプター27』(2007)の時と言い、尊敬させられる。
ちなみに余談にはなるけど、『マシニスト』(2004)の時のクリスチャン・ベールは1年間眠っていない主人公を演じるため、66ポンド(約30kg)近く体重を落としたんだってさ!
役者根性半端ない。
特にこのシーンが凄いとか、映像が、ストーリーが、ってわけではないんだけど、なんだか、なんでか心に残る一本になった。
ただ、映像に出て来る渋谷に違和感が…。
まぁ、でも日本人としては仕方ないか。
では、良いFilm Lifeを!
ジェロ
自分が好きな映画だけをむさぼり観る男、ジェロ。
そんな彼が世間の人気や話題に関係なしに、偏食的に映画を紹介。
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ジェロ(sanpunkan-projectでの活動名)
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