「ロール」

 

ロール8

グッドモーニング。
今日はバイトが休みです。
休みは必要です。
じゃなきゃ、生きていけません。
よくされる質問がありますね。
「生きるために働くのか」
「働くために生きるのか」
文字数はどちらも一緒ですが、きっとそこにある価値は同じではないでしょう。
それぞれの価値感によって違うのです。
多分、どちらが間違いとか正しいとかそういうのは無いと思うのです。
どちらも正しい。
どちらも間違い。
またまた文字数は一緒ですが、その二つはこの世の中において、どちらも存在するのです。
そんな不条理な事、嘆きたいのは山々ですが、嘆いても仕方なしこの上ないのです。
それにどちらが正しいとは言えないのです。
つまり、こういうことです。
当事者がその状況で「コレデイイノダ」と思った瞬間、議論はたちまち終わるのです。
当事者が幸せであれば良いのです。
あ、そこに絡んでくる関係者とか世間様とか世の動向とかそういうのは抜きにしてです。
あくまでも狭い狭い範囲の「当事者」の話です。
という訳で、そうなのです!
その方が「幸せだ!」と言い切ってしまえばそれまでなのです。
それで忌み嫌われようとも、どうしようもないのです。
だって、その当事者は「幸せ」なのですから。
周りは何も言えないのです。
だけど、それが間違いではないし、正解でもないということも話さなければなりません。
つまり、幸せに貪欲な方のお話です。
「これじゃまだ幸せじゃない」なんていう風に思って、幸せを追い掛ける様はそれはそれは素晴らしいことです。
なぜなら常に自分に「進化」が訪れるからです。
有名な言葉があります。
「求めよ、さすれば開かれん」
そう、求めない限り開かれない扉は往々にしてあるのです。
つまり、貪欲にそれを追い求める人にしか辿り着けない物があるのです。
でも、先に言いました。
それが全てとは言いにくいのです。
大事なのは当事者です。
当事者の方が幸せかどうかです。
もしくは、その当事者が彼氏彼女、奥さん旦那さんなどなどの関係を手に入れたかったり、手に入れていたりするのであれば、当事者+その側近が幸せかどうかが問題になるのです。
つまり、あの有名な文言はこうなります。

「アナタハ、シアワセデスカ? アナタノタイセツナヒトハ、シアワセデスカ ?」

幸せとは一人分だけに限らず、永遠と広がるのです。
怖い話です。
でもその全ての幸せを成し遂げる事を、誰かが「オトナノセキニン」と言いました。
怖い話です。
なんだか押し潰されそうです。
だから私は見るのです。
そんな時は見るのです。
彼が毎朝言ってくれる、メイゲンをまとめたノートを。
昨日は「戸惑いは、未来を予想するから訪れる」というメイゲンでした。
今日は何と言ってくれたのでしょうか。
休みの私には知る由もありません。
もしくは、彼も休みだったら良いのですが。

おっと。

考え事をしていたら、アイラインを濃くしすぎました。
でも私は思うのです。
「コレデイイノダ」
そしたらケータイが鳴るのです。
私の幸せを嘲笑うように鳴るのです。
さて、今日が始まります。
私は幸せです。
多分。

 

 

「ロール」-8-
2013.11.24

ロール 8
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